企業金融入門2

前回、http://kktsuyoshi.exblog.jp/m2006-04-01/#3149439にて、MM命題と、法人税と倒産コストを考慮した場合のtrade-off理論を簡単に紹介しました。MM命題とは、3つの無関連性命題からなり、

1.資本構成の無関連性(資本構成のみ異なる企業は企業価値が等しい)
2.資金調達手段の無関連性(新株発行、負債、内部留保、どれでも資本コストは等しい)
3.配当政策の無関連性(配当しても、現在の株価や企業価値に影響を与えない)

上記のようになっています。法人税と倒産コストを考慮すると、前回太字で書いたようなトレードオフにより資本構成が決定されます。とはいえ、2点を勘案しても、情報の完全性は成立しています。今回ご紹介したいのは、情報の不完全性と資本構成の関わりです。不完全性とは、市場参加者により想定される確率分布がそれぞれ異なっている状態を指します。こうした状況下、企業は市場参加者より情報優位な立場になります。さらに、いつの時点で企業が情報優位になるかによって、情報の不完全性の問題は2つに分けられます。

情報の不完全性と資本構成について、簡単に図にしました(以下のとおり)。
e0046070_22422518.gif


次回から、一つずつでもいいのでご紹介できたらと思います。

そういえば、シグナルの部分なんかは1回生の頃勉強していたゲーム理論とも関連が深いので、「経済学のためのゲーム理論入門」を取り出して復習してみることにします。先週、当時お世話になっていた先生に2年ぶりにお会いし近況報告をしましたが、お元気そうでなにより。自分が大学に入ってもう3年も経つのだなぁと実感した一日でした。

今日、犬の散歩の前に買物に出かけた時、自動車に当たられました(><)自転車で右側通っているときは横から出てくる車に気をつけないと・・・
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by tsuyoshi_829 | 2006-05-28 23:01  

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