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コーポレートファイナンスのテキスト

毎週金曜日勉強会をしていて、次のテキストがジョンハルになりそうなのですが、IB方面に関心のある方も多く、この辺りのニーズがあることを認知し「独学でいいテキストないかなぁ~」と話が来たので、軽く調べています。思うに、コーポレートファイナンスのテキストでも問題演習が豊富なのは沢山あるので、両方やったらバランスの取れた知識を構築できるでしょう。負担は当然重たくなりますが、重いほうが楽しいこと間違いなしです。夏休みを使って孤独に解こうかと模索中です。

コーポレート・ファイナンス 戦略と応用
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4492601031/249-8201444-2740341?v=glance&n=465392

コーポレートファイナンスの原理
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4322104215/249-8201444-2740341?v=glance&n=465392

Principles of Corporate Finance
http://www.amazon.com/gp/product/0070074178/002-2505796-2648821?v=glance&n=283155

個人的には、真ん中の本を重宝しています。参考文献もきちんと載っているし、訳もちゃんとしているように見受けられます。最後の本は、和訳が出ているのですが(青と黄色)ひどすぎるのでオリジナルを載せることにしました。オリジナル、英語が多いですが、最初の100ページくらい我慢すれば内容は簡単に見えるのでスイスイいけると思います。著者は、ペッキング・オーダー・理論のMyers教授です。ちなみに、もう少し内容が難しいのを好まれるなら、

アドバンストコーポレートファイナンス
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4894716984/249-8201444-2740341?v=glance&n=465392

を進めます。エージェンシーコストを含め、内容が深くなっているので辞書代わりに使えるのではと思います。

とはいえ、洋書の訳本を読んで、米国の会計制度を変換できないならば日本人による日本人のための日本人が書いた本のほうがいいのかもしれません。

例えば、

コーポレートファイナンス入門
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4320096355/249-8201444-2740341?v=glance&n=465392

経営財務入門
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4532132568/249-8201444-2740341?v=glance&n=465392

辺りがおすすめです。特に後者の本は日本の実証を踏まえて親切に書かれており、これ一冊読んでいれば大体の話は対応可能であると思われます。最後に、もう少し理論的な話を知りたいという人がいれば、以下の2冊をすすめたいと思います。前者はMM命題の説明が非常に詳しく、仮定の整理と証明部分だけでも読む価値はあるかと思います。後者は引き続き有名な理論の簡易モデル説明が含まれており、1958~2000年までのおおよその研究展開をなぞりたい人には適しているでしょう。数少ない、中級(論文への橋渡し)のテキストです。

企業金融の理論
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4532071887/249-8201444-2740341?v=glance&n=465392

企業金融の経済理論
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4794430515/249-8201444-2740341?v=glance&n=465392

by tsuyoshi_829 | 2006-06-02 01:59  

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