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insight

ケースやディスカッションの勉強のために読んでいる「ハーバード留学記」からの引用です。最近、提出しなきゃいけない書類が山積みで困ってます。質がさらに落ちないよう頑張ります。


insight とは? - 2005/9/26

何度か書いているが、すべてがケース・メソッドで行なわれるHBSでは、授業中の発言で成績の50%が決まる。この年になって成績を気にするのもなんだが、以下の理由から、皆が授業に(ハイハイ手を上げる小学生並に)積極的に参加することになる:

・ 毎年成績が悪くて進級できない者が何名か出る(ボクの90名のセクションでも、2人が事実上落第した。せっかくハーバードまで来ておいて、シャレにならない)

・ コンサルやPEなど、そもそもHBS卒業生がわさわさいる業界では"Honors(優等賞)"でも取らないと差別化できない

・ 成績はさておき、そもそもケースメソッドは発言して参加しないとつまらない

今日ランチをしながら、1年生にいかにして授業中に「ウケル」発言をするか、自分がやってきたことを類型化しながら話をしてみた。一言でいうと、「contrarian 逆張り」なのだが、こんな感じ:

1. 「現場感」で攻める

ケーススタディではロールプレイが重要なのだが、学生の多くは当事者の個別具体的な事情に配慮してなりきることなく、すぐに自分が知っている一般的な「定石」から結論を導きたがる。そこで、ケースの当事者の立場になりきって、視点をぐーんと下げて、そのときの当事者にとってその状況がどう見えたのか、考える。

(例)
皆は現経営陣を交代すべきだと言っている。しかし、よく考えてみてほしい。売上150億、米国南部の田舎のアイスクリームメーカーに、MBAが2名もいること自体すごいことじゃないか。一流消費財メーカーから彼らの代わりを引き抜くと簡単に言うが、それは現実的ではない。経営者としては、むしろ今後彼らの能力をどうやって引き出していくか、考えていくべきではないか。

2. 「ファクツ」で唸らせる

「このビジネスは儲からない」とか、「これはアウトソースすべき」とか、皆がなんとなく信じていることが議論の前提となってしまうことがある。そこですかさず、ケース中(あるいはケース外)のファクツを持ち出して議論すると、誰しも反論できなくなってしまう。リーダーシップやマーケティングなど、ややもすればディスカッションが「ソフト」になりがちな科目で、効果を発揮する。

(例-1)
スポーツクラブ運営は儲からない、との前提で議論が進んでいるが、Exhibit 3によれば、実は業界はまだ年率10%で伸びており、かつ営業利益も10%強出ている。これはまだまだいけるのではないか。

(例-2)
製造は中国など低賃金国は移管すべき、との議論が前提になっているようだが、Exhibit 5を見てみてほしい。コストのなかで人件費が占める割合は実は10%強しかなく、低賃金国に移管することによるメリットは実は大して大きくない。むしろ材料費と償却費が大きいようなので、重要なのは、いかに歩留まりをあげるか、ではないか。

(例-3)
戦後の日本の自動車メーカーは低コストを武器に、輸出で成長してきたと思われているようだが、これは間違っている。しばらくの間、輸出が占める割合はさほど大きくなかった。むしろ、1億という巨大な国内市場を持っていたことこそ、日本の自動車メーカーが戦後成長を果たせた最大の要因なのだ。

3. 「ビジネスジャッジメント」で魅せる

ファイナンスや会計など、数字や分析が多い科目では、ビッグピクチャーのビジネスの議論を忘れ、テクニカルな数字に走りがち。そこを、ぐーっと引いて、数字から離れた経営の視点で議論をする。これによって、「ああそうだ、オレはジェネラルマネジメントの教育を受けているのであり、ファイナンスはツールに過ぎないのだ」ということを皆に思い出させる。

(例)
(コストが円建て、売上がドル建ての企業について)オプションやら先物やら、為替ヘッジの手段ばかり議論しているが、中長期的にはビジネスの本業においてナチュラル・ヘッジの状態を作れるよう、海外サプライヤーからの調達を増やし、ドル建ての借入を増やす、など企業体質を変えていく施策が必要ではないか。

4. 「パッション」で勝負する

HBSの学生は、皆スレているというか、斜に構えているというか、何か純粋さを失ってしまっている気がする。学長がいいことを言っても、"he is very diplomatic" と言って、パフォーマンスだと片付けてしまう。そこで、いつもは「ファクツや現場感で勝負する」とか言っているのに、突然リーダーシップやらミッションやら、正義感やら夢やら、恥ずかしいので隠しているが密かに憧れている(と思われる)青臭い志を語ることで、皆のハートに火をつける。

(例)
ケースの舞台は投資銀行のトレーディングフロア。凄腕上司の指示で、顧客をミスリードするような資料をファックスすることを要求される新入社員の話。複雑な為替の先物取引であるのをいいことに、不当な利ざやを得ようとするが、顧客が疑い始めている。そこで、彼らが納得するような、実は本件には該当しないような間違っている資料をファックスするよう指示されているわけだ。

皆は、いかに自分のポジションを守りつつ、会社にとっての儲けを確保することができるか、上手に「落としどころ」を探そうとする。反対の人も、短気なトレーダーの上司に首にされないよう、どうやって自分の職を守ろうか、そんな視点から議論している。ちょっと違うんじゃないの、そう思って授業の後半で手をあげた。

 *****

 これまでの発言を聞いていてもそうだけれど、僕たちはついつい、tacticalに意思決定をしがちだ。でも、自分のよりどころとなるprinciple, valuesを持たずに、そうやってその場その場での判断をしようとしていると、本当にグレーな問題に直面したときに、誤った決定をしてしまうのではないか。これまで見てきた大きな企業スキャンダルも、その場しのぎの判断の結果として起こったように思える。

 僕が言ってることがナイーブだと思わないで欲しい。僕も22才の新米アナリストだったら、落としどころを探し、誰よりも上手に立ち振る舞うことができたと思う。でも30近くになって、この学校で教育を受けてきた今の自分は、自信を持って言うことができる。指示されたことはできません、それは自分のprincipleに反するから。僕はもう何らかのパズルを解くように最適解を見つけようとするのは辞めて、自分の明確なprinciple、ぶれない軸に基づいて、胸を晴れるような判断をできるようになりたい。

 *****

BCGでコンサルタントをやっていたとき、社内ミーティングで調べてきたことを言っても、「うーん、なんか面白くないんだよなぁ」と言われることがよくあった。それはすなわち「洞察力=インサイトに欠ける」ということを指摘されていたのだが、上で述べてきたことも、結局は「いかにインサイトあふれる発言をするか」ということであるように思えてきた。

皆が大上段で議論しているときは、ぐーーんとレンズのピントを絞って、現場感べたべたの話や、数字やファクツをベースにしたrigorousな議論をする。逆に皆が定量的な議論しているときは、ぐーーんと引いて定性的なビッグピクチャーでの議論をする。あるいは、ついつい現実の制約に縛られ、小さい話ししかできなくなっているときは、恥ずかしいくらい大きなビジョンを語ってみせる。

そういう意味では、これらの「視点」は、決してHBSのケースメソッドという限定的な場面だけではなく、より広いビジネスの場面でも活用できるのではないか、そう思うに至り、このたびご紹介させていただいたというわけだ。
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by tsuyoshi_829 | 2005-09-29 02:37  

ODA

外務省のタウンミーティングに行ってきました。何か、岐阜から来たり、東大やら慶応やら上智など熱心さにあきれかえってしまった。省庁の話を聞くときにいつも思うのは、何であんなにしゃべるのが下手な人間がいるのだろうか?ということ。意識の問題かなぁ、よりおもしろく有益な情報を喋ろうという思いがまったく見られない。最初の人なんか、前見ないで横ばっか向いて喋ってた。

さて、分科会というディベートの場があって、2時間ほど。担当が平成6年入省なのに事務官なのは相当やばいということを横の人に教わる。専門職らしい。ディベートは国際協力系ガールが多く、立命同志社の割合が高かった。もっとびっくりなのは、1回生が多かったこと。僕が1回生だったころはそんな意識なかったなぁ。学校が広報めっちゃがんばったんかなぁ。
ディベートは行われず、ひたすら意見交換会があった。僕はずーと黙り、ほとんど喋らず終わることになった。北野ゼミでも同じ問題があるのだけど、前の人の話を聞かず、自分の言いたい事だけを自分のバックグラウンドとともに喋るので、事務官が答えて終わりという非建設的意見発表が続いた。前の人を無視して自論を語るのはかなり格好悪いということを改めて認識させられた。僕もやらないように常に意識しよう。PGのケースがよかったのはみんなが大人でその辺りが出来ていたから(一人違うのもいたけど)、議論が深まっていくことをみんなが確信しながら進んでいったことにあるだろう。
どの道、結果を意識することが大切だ。

で、そんな意見交換会。彼女たちが一通りのトピックについて語ってくれた(何言ったのか覚えてないけど・・。)ので、各トピックについて自分なりの意見を書いて終わろうと思う。

・技術協力や教育に力を注ぐべきだ。
-学生で無償万歳的な視点もあるだろうが、教育が出来ててもそれを生かす環境整備も重要であり、経済発展に貢献する借款の必要性は薄れるどころかむしろより重要となる。アジアにおいては、人口密度が高く、インフラ作って産業発展して経済発展というやり方が効果的だったように思うが、アフリカでは同じやり方は通用しないだろう。アジアの経済発展という結果に貢献したことは大いに評価できるが、アフリカの援助を増やす前に、もう少し分析が必要になると思われる。アフリカ全体のGNP上げるなら南アフリカとナイジェリアに特化すればいいことになるが、果たして今後のアフリカ援助の潮流はどこへ向かうのだろうか?

・開発教育が遅れている。
-Oクスで翻訳してたが、以前よりかなり開発教育が盛んに行われている。課外活動としてはこのペースでいいと感じている。授業に入れるとなると、文部科学省との話し合いが必要。これは、投資教育・経済教育にも同じことが言える。日本人にとって、貧困がそこまで切羽詰っていないという認識がある以上難しいのではないか。

・相手国に行くと感謝された、これで十分だ。
-これはNO。大体、行かなきゃ感謝されないというのはおかしな話である。では海外に行く人にはより多くのODA税金を払っていただこうということになる。日本人に感謝の意を表彰するなら、無償援助のほうを活発化させてほしい。個人的に借款は長いスパンで見れば国益になると考えているので、そこまで感謝しなくてもいいと思う。国民感情の点から見れば、道路建設で感謝されるよりも小学校作って感謝される絵のほうが効果的である。災害復興は例外だが。

・NGOをもっと取り入れるべきだ。
-NGOのガバナンスが保証されないので危険すぎる。外務省は国の税金を使うことで、被援助国の国家開発計画に沿って援助を実施できる。この強みをもっと活かすべきであると思う。草の根的な部分で一部委託が現状のようである。

・途上国との付き合いについて
-対中ODAでも話題になったが、民間ベースでなく政府間でODAを抜いた付き合いがあるのかどうか?外交に詳しくないので言いにくいが、ODAが築いてきた外交ネットワークは多方面にわたり国益に寄与していると感じている。


最後に、常任理事国入りを目指し、3倍に増額するとか言っている。先日のニュースもそうだが、債務削減ばっかりで貸すとこないのに被援助国の財政を圧迫してまでやろうとする外務省の気が知れない。入り口(ODAの額)でしか測れないからって、それはないだろうよ。債務削減が円借款のスキーム崩壊を意味していることについてもっと真剣に考えてほしい。削減されないように貸すだけで随分効率的になるだろうと思う。

唯一の収穫は、外交フォーラムを10冊もタダでもらったこと。どうしようかな。
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by tsuyoshi_829 | 2005-09-27 11:08  

企業財務勉強会


e0046070_13591268.jpg某消費財メーカーのファイナンス(財務)の勉強会に行ってきた。3回目で20人しかいなくて、緊迫した空気が流れていて皆スーツやった。ビジネスに相応しい服装とあったのに、一人ジーンズはいた馬鹿の俺。やってしまった・・。メンバーは理系院生が多くかった。文系は5人くらいしかいなかった。うち女性は2人。

結果は、う=ん、惨敗。50万円ゲットならず。ケースは2回あって、各回終了後にフィードバックがあったのだけど、僕は自己主張が足りず、もっと自分の意見にメンバーをのせるべきだ、と、もっと一つの事柄について深く考えるべきだ。と言われた。結構意外なコメントだった。

ケースの間、時として僕がわからない部分が出てきて、どうリードしていいかわからない部分があった。わからないこと自体は別に問題ではないと思うけど、そうしたとき周りのいい意見を意識して拾っていくためには柔軟な思考能力を必要とする。昨日の場合、僕は自分で組み立てた論理と周りの意見を上手く組み合わせて、新しい提案をすることがあまりできていなかった。意味不明になったときに弁証法的視点が欠けていたということだ。

もう一つ、各論をなぞるだけで総論の組み立て、目標への意識が希薄であったということ。もっと深く、というフィードバックにはこうした意味を含んでいると思っている。時間を意識したときにどこまで深く出来るかは重要な問題である。いいわけだが、一人「~いう可能性もある。」とか連呼していた人がいて、相当こまった。資料にないし、判断材料がないのに議論しようとするのだからたまったもんじゃない。午後のケースでは、3回くらい切らせていただいた。切った件に関しては、社員も高く評価してくれたのでちょっとほっとした。切るときに残り三人のコンセンサスを取ったのが秘訣だろうか。

正直、メンバーが優秀でいい議論が出来たのでそこに満足してしまったのが反省点。ストーリーを書く、結論を出す、勝つ、という気持ちが他のチームと比較して足りなかった。

こうしたケースは初体験だったが、社員の手厚いサポート、優秀なメンバーに囲まれ、非常に充実した時間をすごさせていただいた。最後は神戸本社に連れて行ってくださって大満足。30階の会議室の窓から見える夜景は綺麗だったなぁ。雰囲気に酔ってしまった。正直、最初はあんまし乗り気じゃなかったけど、ファイナルになってテンションが上がってきた。今回の班の2人は本当に切れる。終了後、飯を食っていろいろ話したけど、彼らは早々に希望通りに決まるのだろう。一人は年内に決まりそうなので是非頑張ってほしい。

ケースが成り立つ条件として、某ブログからの引用によると、
Caseはどこでもだれでも成り立つ授業ではない。
Caseが成り立つ条件として
1)Case参加者が優秀であること
2)様々な視点を持ったCase参加者がいること
3)Case進行者(教授)がそのCaseの本質を誰よりも捉えており、且つ議論の方向を誘導できること。
この3つがすべて揃ってはじめて成り立つのである。


僕は教授になれなかったし教授にふさわしい人を見つけられなかった、敗因の多くはそこにある。
もっと勉強しなきゃ!!
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by tsuyoshi_829 | 2005-09-26 13:59  

気になったNEWS



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をいくつか写して、P&Gとの7時間半耐久レースに臨んできます。
記事に関するコメントとP&Gは今夜書きます。
1stステージで、美容エッセンスをもらったが、
僕はヴィダルよりアジエンスの方が好きです。
特にCMが。
逆オリエンタリズム的なCMが心をくすぐる。
あれが日本人でなくても違和感を感じないのは大人な証拠!?
そうそう、ラストプレゼント(韓国映画)がおもしろいとメールしたら、
紹介してくれた人が突然電話して来て、感動を共有しました。
T我さん、らしい一幕でした。
まぁ、しかし韓国映画耐久レースは疲れるので、これで最後にしたい・・。
11時から2本は苦しいのだ。


野村証券、ネット証券会社を設立・来春にも開業
 野村ホールディングスはインターネット証券を設立する方向で最終調整に入った。来年4月にも開業する。手数料の安さを武器に主に20歳―30歳代の個人投資家の取り込みを狙う。ネットによる個人の株式売買が一段と活発になりそうだ。

 野村グループは9月30日に開く部店長会議でネット戦略を明らかにする見通し。ネット証券は持ち株会社の子会社で、資本金は50億―100億円で調整する。株式委託手数料をネット専業大手並みに安く抑える方針。


会計士4人全員が関与認める・カネボウ粉飾事件  カネボウの粉飾決算事件で、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕された中央青山監査法人の公認会計士、徳見清一郎(58)、宮村和哉(48)の両容疑者が、東京地検特捜部の調べに対し「虚偽記載になると分かっていながら適正意見を出した」などと、粉飾への関与を一部認める供述を始めたことが24日、関係者の話で明らかになった。

 徳見容疑者らはこれまで容疑を否認していた。逮捕された4人の会計士のうち、監査チームのリーダー格にあたる佐藤邦昭容疑者(63)と、神田和俊容疑者(55)は既に、粉飾の事実を認識していたと認める供述に転じており、4人全員が容疑を認めた形となった。

無償ODA、民間会社が事後評価・政府導入方針  政府は政府開発援助(ODA)改革の一環として、発展途上国のインフラ整備などに充てる無償資金協力について外部専門家による事後評価制度を2006年度から導入する方針を決めた。民間コンサルタント会社が資金の使途などをチェックし、結果を公表。不正などが発覚すれば援助打ち切りも検討する。ODAの透明性を高め、効率的な支援につなげる狙いだ。

 対象は無償資金協力のうち10億円以上の規模で、完成後3―5年が経過した案件。06年度は約100件に上る見通しだ。外務省が委託するコンサルタント会社が経済協力開発機構(OECD)開発援助委員会(DAC)の定めた効率性や地域社会への貢献度など5項目の基準についてAからDの4段階で集計する。


・野村について、ネット参入が遅すぎるかどうか。

一つに、ネットに関して野村のブランド力はあまり強くない。なぜなら、松井、マネックスなどが個人投資家の信頼を得ていることと、ネット取引投資家は機能とコストを重視するからだ。となると、問題は野村のネット取引の機能とコストが他社の顧客を奪うほどあるか?ということになる。
遅すぎたとは思わない。野村は強いリテール販売力という経営資源があったため、ネット取引に参入するより既存のビジネスの強化のほうが高い利益率を出すと考えたのは妥当な判断と考える。
さて、ネットに参入して、どのくらいの投資家が移るだろうか?
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by tsuyoshi_829 | 2005-09-25 08:49  

NTT,JT,JRの民営化(経済財政白書より)

日記
・飲んで起きたのが16時。結構疲れた。内定もらうまで酒は控えよう。年内までに公務員試験70点のめどをつけておこう。来週頭までに研究計画書を書こう。ゼミの発表の準備をしよう。哲学書を読もう。北野さんを快く追い出そう。もっと勉強しよう。優秀な就職活動友達を東京で作ろう。リクルートの人事にもう一回会おう。このブログには書かないけど、卓球もがんばろう。滋賀県が全国で勝てる日を作ろう。友達がアナウンサーになりそうだ。やつはおもしろい。がんばってくれ!

民営化の成否は、民間企業としての組織が官のそれと比べてどれくらい効率的に機能するか、民営化によって他の民間企業との競争原理がどの程度適切に働くかに依存する。

3つの民営化は、各ケースそれぞれ事情が違う。

NTTについては、電気通信技術の革新により他の先進諸国では民間事業者が電気通信分野に参入してくるという状況の中で、日本においてもそれまで電電公社が独占していた電気通信市場に競争を導入するということが大前提にあった。民間事業者との競争が導入された場合、公社という形態では、予算の統制、投資の制限、資金運用の制限など様々な制約が存在するため、民間との競争を行う経営の自由度がほとんどなく、それを民営化によってNTTに与える必要があった。

JRについては、その低収益体質とそれによる巨額の累積債務問題の解決が最大の課題であった。JRは、当時、年間約6千億円の補助金を支給されても、なお年間1兆円程度の赤字を計上し、民営化された1987年時点で、赤字借入れ、設備投資に伴う借入れ、鉄道建設公団債務、年金負担等を全て含めると37兆円にものぼっていた。当時の臨時行政調査会や国鉄再建監理委員会によって、こうした非効率性は、公社制の下における国の過大な関与、輸送構造変化への対応の遅れ、全国一元的組織による地域間依存の構造と画一的運営の弊害等によるものであると指摘され、こうした状態を解消するため、分割・民営化による自立経営が目指された。

JTについては、諸外国からの市場開放要請等が民営化の契機となった。従来、たばこは専売制であり、国内では日本専売公社が独占的に販売していたが、諸外国からの市場開放要請に適切に対応するため、専売制を廃止し、国内市場での競争条件を整備するとともに、経営の一層の効率化を図るとの考え方に立ち、民営化することとされた。

民営化後の経済的効果

売上高、人員の変化

株式時価総額と政府等保有分



ユニバーサル・サービスの費用負担方法について、
一般に、ユニバーサル・サービスの費用を負担する方法として、
(i)内部補助方式(独占的事業者が需要の高い地域の収益で高費用地域の費用を負担すること)による場合、
(ii)アクセス・チャージ方式(高費用地域にサービスを提供する独占的事業者が新規参入事業者に対し接続料等の形で負担を求めること)による場合、
(iii)ユニバーサル・サービス基金方式(原則全ての事業者の拠出により基金を設立し、高費用地域にサービスを提供する事業者に対しその費用を補助する方式)、
(iv)直接補助方式(高費用地域の住民にバウチャー等の形で直接補助を与える方式)による場合がある。一般に、内部補助方式やアクセスチャージ方式は競争中立性に乏しく、他方、基金方式や(特に)直接補助方式では、実施に多大な費用がかかるという問題がある。
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by tsuyoshi_829 | 2005-09-23 19:44  

小さな政府、官の余剰人員をどうするか(経済財政白書より)

「小さな政府」の意味
①政府支出の規模や国民負担の大きさといった財政規模が小さい
②公的規制の強さや公的企業が経済に占める大きさが小さい

①に関しては、一般政府の支出規模や国民負担率という指標がある。
②に関しては、産業関連表から規制ウェイトを出すやり方がある。を載せる。規制の国際比較をする際には、製品市場規制指標というのがある、これはOECDが各国のアンケート結果をもとに作成するもの。日本について、一番規制緩和が進んだのは、企業家に対する規制である。具体的には、許認可のシステム、規則・手続の明示化・簡素化である。

さて、若干はなしが飛ぶが。小さな政府、特に①において、民営化は非常に有効な手段であるのだが、ふと思う、リストラされた人はどうなるのだろう??

興銀などの時代は、公的セクターが非常に強く、興銀は人材排出センターと呼ばれ、野村とともに金融界の人材排出の中心的存在であった。しかし、これからは官から民への流れが加速化していく中で、官と民の人材の違いが大きくなり、官の人材の雇用問題が顕在化する恐れがある。
一つには、官の関与が不要となった分野から行政需要が伸びている分野へと官の中の配置転換を柔軟に行えるような制度を整備することが重要であるが、それと同時に、民で働くことを希望する人材については、民への移転が円滑に行えるよう、官民の間の年金のポータビリティを確保するなどの環境を整備する必要もある。

次回は、NTTを中心にこれまでの民営化を振り返る。P&Gのファイナンスビジネススクールもファイナルステージに来てしまったので、終了後振り返りたい。後期が始まると金融ネタに特化して行く予定である。明日はJBICで働くO川さんとMS銀行で働くO庭さんに会える。もう秋だ、ちょっとの間にみんな少しずつ進んでいる。あせるのは、自分に自信がないからだろうか?

海外における雇用問題の対処
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by tsuyoshi_829 | 2005-09-22 01:27  

ERMと内部監査

Enterprise Risk Managementにおいて、内部監査は如何なる役割を果たすべきであろうか。考えるべきは、その活動が内部監査機能の独立性および客観性に対する何らかの脅威も高めるか、そしてそれが組織のリスク管理、コントロール、ガバナンスプロセスを改善しそうであるかということである。

従来は、独立した客観的な保証活動、が内部監査の役割だったが、99年、内部監査人協会(IIA)は内部監査を以下のように定義した。

内部監査は、独立した客観的な保証活動とコンサルティング活動であり、これらの活動を通じて、組織運営に付加価値を与え、それを改善する。内部監査は、体系的かつ規律あるアプローチにより、リスク・マネジメントの有効性、コントロールおよびガバンナスのプロセスを評価し改善することにより、組織が目的を達成することを支援する。

全社的リスク管理における内部監査の役割
によると、

◇ERMに関する中心的な内部監査の役割として、
・リスク管理プロセスに関する保証の提供
・リスクが正しく評価されているという保証の提供
・リスク管理プロセスの評価
・主要なリスクの報告の評価
・主要なリスク管理のレビュー

◇予防措置により正当化される内部監査の役割
・リスクの識別及び評価の促進
・リスク対応における管理者の指導
・ERM活動の調整
・リスク報告の総括
・ERMの枠組の維持及び展開
・ERM確立の支援
・役員会の承認のためのリスク管理戦略の展開

◇内部監査が引き受けるべきでない役割
・リスク許容度の設定
・リスク管理プロセスの強制
・経営的保証を与える行為
・リスク対応に関する決定
・経営者に代わるリスク対応
・リスク管理の説明責任

内部統制、ERMの話の中で、内部監査の役割が拡大していることは非常に喜ばしい。経営者、監査人、内部監査の関係はもっと議論されてしかるべきだ。経営者と監査人の関係ばかり考えず、内部監査も含めて考えることで、ディクロージャーの信頼性が確保されていくだろう。不正行為が目立つ今がいいチャンスであろう。(不正行為を歓迎しているわけではない)
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by tsuyoshi_829 | 2005-09-20 22:29  

内部統制

内部統制の前に韓国映画、猟奇的な彼女、ラストプレゼントの感想を。
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「猟奇的な彼女」
・やさしくて、ユーモアあふれる素晴らしい作品でした。靴を履き替えていたシーンがすごく好きです。個人的にああいう女性は好きです。見ていて清々しい。何といっても、キョムという名前はすごい!あんな間抜けそうな名前が他にあるでしょうか(笑)

「ラスト・プレゼント」
・奥さんが旦那につらくあたる姿を見たとき、涙が出そうになり、事情を知ってからは涙が止まりませんでした。最後のシーンはやばいやばい。確実に泣けるとはああいうことをいうのでしょう。号泣した僕は大我検定1級?ああいう女性に対してどうやって接するべきか、主役の男性はひとつの答えを出してくれたような気がします。僕はあんな風になれる自信がありません。イ・ヨンエは素敵な女性です。彼女を見るだけでもこの映画を見る価値は十分にあるのでしょう。次はJSAを見ます。


さて、内部統制について。

アメリカのSOX法、フランスの金融安全法、イギリスの統合規定など公開企業の不正行為を防止する法整備が先進国で広がっているが、日本でも7月13日金融庁が「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」の公開草案を公表した。追加的にかかる監査コストやITの活用に特徴がある草案になっている。個人的に監査法人が独自の意見を表明するダイレクト・レポーティングに関しては反対の立場なので、概ね日本らしい良い草案になっているのではないかと感じる。一方、内部統制の実施に関しては疑問が多く残る。恐らく一部の企業を除いて、内部統制にお金をかけることを嫌がるだろう。実際の実務に就く人はもっと嫌がるかもしれない。不正防止のために、全企業に等しく内部統制を強化させるのはあまり得策でない。といっても、内部統制免除のラインなど引けるわけがないのだが。厳しすぎると言われるアメリカのSOXはいい先行事例になるだろう。監査業務がコモディティ化しているのに、内部統制厳しくするのは持続可能ではないだろう。大体、ギリギリまで企業に開示させようということが異常である。インテルが四半期でなく、一年に8回も開示している優良企業という記事もあったが、本業に精を出してほしい。
COSOのERM(enterprise risk manegement)を持ち出して、内部統制というより収益を得るための全社リスクマネジメントという位置づけは気持ちを前向きにさせるという意味で非常に効果があると思われるが、CSRやらいろんなフレームワークが出てきている中、新しくERMを導入するのはタイミングが早すぎると思われる。これまでのクライシスマネジメント、オペレーショナルリスクに加えて戦略リスク、市場リスク、信用リスクを個別に管理するまでの道のりは近くても、横串を差して統合リスクマネジメントに行くのは遠い。商社や銀行ではやりやすいが、製造業含め他の業種では厳しいようだ。部門ごとにリスクが管理できるように部門を区切っているからだ。

ERMの疑問に関しては、
ERMに関する質問集、やり方に関しては、COSOからapplication が出ている。有料だが。内部統制の費用便益に関してもう少しはっきりしないと本格導入しない企業は多いだろう。アメリカは訴訟社会なので、内部統制をきちんと情報公開できることは訴訟コストを引き下げるので日本よりインセンティブがあがるようだ。行政としてはCOSOの日本における留意点をはっきりさせ、じっくり待つことが大切であろう。行政が押し付けると、企業の自覚が芽生えないのでリスクの感覚が身に付かない。
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by tsuyoshi_829 | 2005-09-20 22:26  

P&Gのケーススタディとメーカーの財務


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昨日は、P&Gのケースを受けて、御影高杉でミルフィーユを食べました。住吉からも歩いていける距離なのでお勧めです。本当はショートケーキが大人気で僕も好きなんだけど、本店でイートインではミルフィーユがお勧めだよ、と店員さんに言われ食べましたが、相当おいしい。季節ごとに周りのフルーツが変化するようなのでまた行ってみよう♪



さて、ケースですが、ファイナンスで10人・50分。
3つの市場の中でどのように戦略を策定し、かかるファイナンス計画を作る。
目的は、売上3位から2位に浮上(350億円売上で達成)、利益率10%の達成である。
一つのマーケット(以下A)の市場規模が一番大きく、かつ、利益率-5%で足を引っ張っている。
Aの改善が必須になるわけだけど、変動費である製造原価の比率が高く、ここを絞る計画を立てたんだけど、モノ作る金を減らすと売上が減ってしまうわけでこれは痛い。売上高に占める変動費の割合が高いときはどうしたらいいんだろうか?固定費が重いと削ればいいのは納得できるんだけど・・・。さらに苦しかったのは、一つ一つのアクションでどのくらい数字(シェアとか)が変動するかわからないまま空虚な戦略議論を繰り返していたのではないかということだ。

財務に関しては非常にいい話が聞けた。僕が思っていたより、各部署との連携が必要で、「財務のプロだからこそ事業縮小なども受け入れてもらえるんだ。」、と話してくれた。フロントの考えと最適な財務戦略のギャップを埋めるのに、財務担当者の戦略が企業価値を最大化するという信頼は欠かせないのだろう。ここにプロフェッショナルとしてのやりがいがあるんだろうと感じた。また、財務は経営戦略と裏表の関係なので、単に最適資本構成を考えるのではなく、企業の持続的成長を意識した資金配分及び資金調達をしていく必要があるのだろう。

財務といえば、=コーポレートファイナンス。という思い込みが半ばあったが、今回のケースで戦略に密着した資金配分を体験できて有意義な時間をすごせた。インターンで勉強した財務戦略や企業価値評価もおもしろいが、こっちもおもしろい。2つを同時に頭の中で動かせるようになりたい。


次回は、内部統制について書く予定です。
http://www.dhbr.net/magazine/backnumber/200510.html
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最後に、T我さんのお勧め映画を月曜日に見ます。
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by tsuyoshi_829 | 2005-09-18 01:21  

平凡な悩み

真面目なブログにしたく、あんまり個人的なネタを書くつもりはなかったのだけど、久しぶりに書きます。
まずは、会計士事務所に決まったS王さん、卒業が決まったK山さん、おめでとうございます。その会計士事務所は親父の会社Wの担当らしい。どうぞ、お手柔らかに。+カネボウを反面教師に頑張って下さい。会計士のネタは、ビジネス法務の部屋が勉強になる。

インターンに行って、就職活動に関する考えがとっても現実的になった。ああしたいこうしたい、という業務がきっとこんな風に行われているのだろう、ということが頭に浮かぶのはやはり大きいし。毎日6時起き、8時帰りの生活でいろいろ考えることも多かった。ちなみに8時に出社で帰ったのは12時だったような・・。

基本的に、公的セクターでの就職を望んでいるわけで、KとJが筆頭。どちらにも共通してるのは市場の安定に寄与する機関であり、日本を背負える機関だ。前者の志望動機のほうが真面目であり、後者の志望動機はロマン(海外志向)が若干入る。後は、直感かな。Kに関しては、単純化すれば、純粋にもっと上手くお金が回ってほしいわけだ。フレームワークを考えるとき、法律に捉われず、市場の動きをもっと重視したいと考えている。もっと分析しないと。Jは初めて働きたいと思った場所。初めて働くことを想像した時、O川さん、T我さん、K野さん、に圧倒されたことを思い出す。あの頃よりは胸が張れるようになったのだろうか。

外資も考えた。インターンの面接は手応えあったし、会ってみて尊敬できる人もいた。外資は冷静に自分の能力と相談して決めたい。自分でコントロールできないと上手く生きていけない場所だと思うから。外資に行くなら、金融商品開発>投資銀行>債券、に興味がある。この書き方は不自然かもしれないが(投資銀行の部分が)、金融にいても価値を生みたい、という思いは強く、商品開発もしくは企業に近い仕事がしたい。相場マニアになるのだけは避けたい。金融商品開発はGSのインターンの面接であった人が印象的で良かった。金融商品は具体的なものじゃないだけに、顧客志向でなければならないと言ってくれた。M&Aに興味がないわけじゃないのだけれど、企業価値評価はアートであまり好きになれなかった。M&A後の資本コストの推定などは理論的に関心のある分野である。アートというのは将来予測の部分なのだけれど、簡単な仮定(売上高が一定水準で成長する、など)でやるくらいなら、戦略コンサルで分析して将来の戦略を策定するほうがずっと興味深い。投資銀行なら企業の財務状況と将来の活動を考慮したオーダーメイドの金融商品のストラクチャーを組むプロになりたいと思う。

製造業の財務も面白いんじゃないかと思うけど自信はない。しかし、価値を生んでいる自負に支えられた眼差しが忘れられない。さすが上場一部企業の役員、彼が話す論理の一つ一つに思い入れがあり聞いていて気持ちよかった。一番印象に残ったのは、環境にやさしいのは金を使わないこと、という話。環境保全のために金を使っても、巡り巡って環境を破壊する金になるらしい。この論理は今後しっかり考えたい。CSR担当だけに環境には人一倍思い入れがあるようだった。
ここ一年株価が低迷しているが、経営企画部の力で何とか企業価値をあげて欲しい。


実は、回る企業・組織は大体絞っている。ちょっと不安です。
就職活動前にもう2歩成長したい、確かな手応え・自信が欲しい。努力でしかえられないのはわかっているのにどうして欲しがってしまうんだろうか。
無心になれ、俺。(書き方がT我さんに似てきたな(おっさんの予兆))
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by tsuyoshi_829 | 2005-09-17 02:02