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ゼミの募集

今日は、夜の六時からゼミ募集があった。
10人(実は4人)の枠に去年同様7人も集まり、ゼミ生としては非常に嬉しい。テスト問題を一時間前に作り、開始3分前に完成したなんて誰にも言えない・・。とまぁ、試験監督をしたのだが、結果にがっくり。近年の数学力低下をまざまざと見せ付けられる。高校生でも解ける問題ばかり出したはずなのに、どうしてだろう?こんな易しい問題で、できるできないが4:3で分かれるのだから先が思いやられる。じっくりしごきますか。一昔前は、金融工学は輸入されたばかりで、デリバティブと言えば外資の独壇場であったが現在は違う。研究者も増えつつあり、面接に行けばファイナンス専攻ですという学生がチラホラ。今日、面接に来た新入生もやたら詳しくてびっくりした。まぁ、そういう奴を見ると圧迫面接したくなるのだが。

と、ここでようやく自分が圧迫面接される理由を知る。

もっと上手くやらんといかんなぁ。

終了後、外資出身の先生と将来について語る。やはり、切れる。僕の問題意識、将来への構想を見事な切り口で解きほぐしてくれた。だいぶすっきりしたと思う。自信もついた。いろいろ話してみて正解だった。基本的に受ける業種は3つに確定。ハードルは高いが、走るしかない。ここまでもそうだが、今後いろんな方にお世話になるだろう。終了したら、笑顔で胸を張って報告できる自分でいたいものだ。

その後、先生と先生と先生と、後輩と同期のゼミ生と焼肉へ。4人に絞る。記憶にないが、雑談をして終了。後輩はよくやってくれたし、また今度ごちそうしてやろう。今日はオゴリでいい夕食をすごせた。そういや、昼から何も食っていなかったんだな。どうりでがっついたわけだ。キムチの盛り合わせとレバーが最高に旨かったが、レバーはやはりレバ刺しwith塩andごま油に限る。

さて、本題。経済財政諮問会議
円借款部門をどうするか、という結論は出ないものの。国際協力銀行の解体が決定となった。志望度が若干下がる。日本にそこまで固執すべきかという点に関して再考の機会を与えてくれた。正直な気持ち、どこにいっても「ここで働いてた!」というブランドが欲しい自分がいる。その点から言えば、志望度が劇的に下がったのだと思う。正直、自分の力でどうしようもないところで自分の人生が決められていくのが不快でならない。外資の日本支店が引き上げになって実質首になるのと同じであると思う。政府系の議論は、比較できないはずのモノを天秤にかけて政治的に処理するのが怖い。一つの期間に集約しても仲が悪い時期が久しく続くことが想定される。輸銀の連中のプライドの高さが組織の非効率の原因になるかもしれない。出世しやすいと言えばそれまでだが・・。

彼女がシンガポールに行くらしい。韓国、軽井沢といいよく旅行する人です。俺もしばらく旅をしていないし、ぜひ再開したい。行きたい国は、トルコ、スペイン、が筆頭かなぁ。インドも再び訪れたい。
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by tsuyoshi_829 | 2005-11-30 01:18  

アジア債券市場の育成

アジアにおける債券市場研究会からの引用です。

証券化の活用:
・アジア各国では銀行優位の金融システムが形成されているので、当初は、借りて情報の生産に銀行の審査機能を活用することが重要になる。方策としては、社債への銀行の保証もあるが、ローンの証券化の活用が非常に有効と考えられる。

わが国で証券化市場が急拡大した背景:
(1) 不良債権が増加した銀行が、リース、信販会社といったノンバンク向け貸出を絞ったため、これらのノンバンクは銀行借入れに依存しない調達手段の開拓を迫られた。
(2) 不況が続き本業での収益力が低下する中、含み益はあるが流動性が低い資産の益出しをするための手法として証券化が用いられた。
(3) デフレ経済の中で、資産を保有することのよるダウンサイドリスクを軽減するため、資産のオフバランス化が進展した。
(4) 対抗要件取得方法を簡便にする特定債権法や資産譲渡特例法、倒産隔離のされたSPC設立を容易にする資産流動化法の制定。

債券と株式の違いの認識:
(1) 債券は一部の例外を除き、基本的に一回当たりの発行額が少ない(現存額が少ない)ものの、発行頻度が高いことから、「銘柄数」が多いこと、
(2) 個々の銘柄間においては金利裁定が働くため、株式のように個別競争売買(いわゆるセリ売買)を基本とする取引所取引にはなじまないこと、
(3) 保有者が金融機関中心となっており、個人投資家による保有は非常に少ないこと。そのため、一回あたりの取引金額も高額となっており、個人に代表される不特定多数の投資家による取引にはそぐわないこと、

最後に、今月登場した生島さんの報告書があったので載せておきます。

東アジアのインフラ・ファイナンス
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by tsuyoshi_829 | 2005-11-28 15:59  

クリスマス

の予約が完了。例のイタリアンに。

予約のために何回電話したか、どうやら携帯より家電話のほうが効率がよいらしい。

吉田さんに「金融グローバル化と途上国」を取られ、暇をもてあます。

12時。この時間結構好き。

セカンドエンジンが入る時間帯。

やらにゃいかんタスクはまだまだある。

コーヒーでも飲むか。ゼミの課題が半分くらい残っている。

水曜のゼミのレジュメ(半分)
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by tsuyoshi_829 | 2005-11-28 00:00  

証券化

発端は、アメリカの住宅ローンの証券化であろう。GNMAFHLMCFNMAが住宅ローン債権の証券化を始めた。具体的なやり方はこのページがいいだろう。詳細を勉強したい方はこちらをお奨めする。

発端が不動産という経緯もあり、証券化を分類するときは不動産とその他に分ける。以下のようになる。
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不動産
   1-1  個人向け住宅ローン(MBS)
      1-1-1  モーゲージ・パススルー証券
      1-1-2  CMO(モーゲージ証券担保債務証書)
      1-1-3  モーゲージ・ストリップ証券
   1-2  商業用ローン(CMBS)
不動産以外の債権
   2-1  ABS、ABCP
   2-2  CLO、CBO

個人向け住宅ローン(MBS)
・多くの個人向け住宅ローン債権をひとまとめにして、そこから発生するキャッシュ・フローを原資として証券化する。

モーゲージ・パススルー証券
・キャッシュ・フローをほぼそのまま発行証券の支払金として購入者に渡す。期限前償還(プリペイメント)リスクを回避しにくい。要は、金利が下がると借り替えて返しちゃうので金貸しにしてみれば困ってしまうわけです。

CMO(モーゲージ証券担保債務証書)
・キャッシュ・フローを人工的に異なる償還期間を持つ部分に分解し、各々の部分を原資として発行される複数種類の証券。期限前償還(プリペイメント)リスクを回避するために分解している。

モーゲージ・ストリップ証券
・モーゲージ・パススルー証券が支払うキャッシュ・フローを人工的に利子償還部分と元本償還部分に分解し、各々の部分を原資として発行される複数種類の証券。

商業用ローン(CMBS)
大まかに言うと、ビルを証券化する手法。対象となる物件が大口になり、プールに含まれる物件数が減るため、個別資産のリスク特性の影響を受けやすい。米国のRTCがS&Lの不良債権問題の解決策の一つとして使用した。

ABS、ABCP
・対象は、自動車ローン債権、リース債権、クレジットカードローン債権、売掛債権など。発行する証券をCP(コマーシャルペーパー)にするとABCPになる。Sは抵当証券と解釈するとわかりやすい。最近は、ネット広告やパチンコ事業で証券化をやるようになった。

・クレジットは毎月の支払額の変動が大きく、明確な満期も設定できない。よって、マスタートラストを利用している。これは、キャッシュ・フローの一部のみをABSの支払額とするものである。また、あらかじめ対象資産の内容を固定せず発行証券の内容も固定しないという柔軟性を享受しつつ、対象資産のキャッシュ・フローと発行ABSの支払いのギャップを調節する仕組みになっている。

・売掛債権は短期なので、CPを使って行われる。

CLO、CBO
・CMOのMはモーゲージ(=住宅ローン)だったが、Lは債権、Bは債券を表す。仕組みは上記と同様。CBOのケースでは、社債のポートフォリオをイメージしていただけるとわかりやすい。クレデリとかで複製できるんだが、現物ではCBO、特に中小企業系だとCBOになる。JBICがアジア債券市場育成の一環でおもろいことしてて、韓国中小企業のローンのソブリンリスクを取り、優先部分だけ売り出している。野村證券が一枚噛んでいる。このスキームなかなか魅力的ですね。


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証券化のメリット
売り手側・・・資金調達コスト削減、リスク移転、オフバランス化、手元資金増加、資産売却を容易にする。
買い手側・・・取引するリスクの明確化、新たな投資機会、投資目標に応じた特性を持つ証券への投資。
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証券化の大まかな手順
①対象資産の特定化・・・特定化は、既存の資産を取り出すというより、望ましいリスク特性を持つ資産を人工的に形成すると解釈するほうがよい。
②オリジネーター(資産保有者、銀行が多い)からの分離
③証券として売却
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・資産をプーリングすることでリスクを軽減できる。
なぜなら、
ポートフォリオ全体のリスク=システマティックリスク+非システマティックリスク(固有リスク)
であり、後者の非システマティックリスクは分散投資により限りなく0に近づけることができるからである。

・債券型の証券化金融商品を高い価格で売却するためには、高い格付けが必要である。発行者はコストと高い格付けでの売却価格upを比較した上で、優先・劣後構造や第三者の信用保証等の明示的な信用補完のストラクチャーを利用して信用リスクをコントロールし、高い格付けを持つ証券を作り出すことが重要である。

参考図書は図にある本です。最初に読むのにお奨めします。
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by tsuyoshi_829 | 2005-11-26 19:43  

僕の世界観・職業観

日本経済がある程度成熟化していることについて、異論はないと思う。経営戦略的に考えると、市場潜在性の高い部分に関しては、debtで調達してでも多額の投資をしてシェアを獲得することが大事であるが、成熟・衰退期にはシェアより収益率を重視し健全な財務のもとで事業を縮小していくことが肝要であろう。大きく見れば日本は後者である。

しかし、貿易など海外との結びつきがある。これは資金供給者になることにより、市場潜在性の高いマーケットに参加できるということだ。物においても同様である。こうした動きがwinwinになるように規制や制度が形成される。

ならば、基本的には日本国内においては収益率を重視したスリムな体制に移行しつつ、海外に向かって積極投資し高いリターンを上げる投資国になる必要がある。さらに、先進国・途上国の枠組みで捉えるならば、先進国ための途上国投資環境を先進国が一部負担して整備することも必要不可欠となる。国際協力銀行が、有償ODA→海外投資の流れを強調しているのはこの辺りが根拠となっている。

上記の話も完全ではなく、inovationや構造変化が一石を投じているものの僕自身は大きな流れにおいて成熟化は真であると考えている。

では、これから考えなければいけないこととして
・日本がどうやってスリムになるのか?
・成長市場に投資できる状況にどう持っていくか?
あたりがあるだろう。

前者において、ネックになるのは多大な借金と少子高齢化であると思っている。成長段階の多大な借金は正当化されうるが、借金をしているのに投資効率の悪い投資ばかりしていることが問題になっている。人材に関しては、日本のやる気を感じない。子供を増やす気もなく若い移民を受け入れる姿勢も別段ない。日本は少子高齢化を選択しているといえる。

僕個人が興味があるのが投資立国japanである。
投資=国内投資+海外投資、であり、上記の話を踏まえると、
投資活性化=国内投資の高度化+海外投資の増大、とすることに異論はないだろう。

国内投資の高度化は、証券化やノンリコースローン、金融派生商品など、出来るだけ制約を外した形で自由に投資できる環境を整備することが大切である。先駆者としての外銀、政策投資銀、審判としての金融庁、中立な立場から中央銀行がカバーできるものの、プレーヤーとしてのメガバンクが中心となって進めていかなくてはいけない。やはり、日本の金融の中心の一つはメガバンクであろう。当然、野村を中心とする証券業も欠かせない。

海外投資の増大のために、途上国の自助努力も欠かせないが先進国側の視点で書いてみる。環境整備のための政策提言、や基礎・生活インフラへの費用負担のみならず、民間資金導入のための政策金融が必要となる。最後の政策金融ならまだしも、インフラの段階で日本の利益を重視しすぎると国際的に非難を浴びる。有償のタイド率減少はこのことをよく表している。政府関係者が海外投資をして欲しいと切に願っているのがインドであろう。さらに狭義の投資である、株式や債券市場への海外投資の活発化も必要である。最近、中国株やインド株式が新聞に出ているが、もう少しバリュエーションが欲しい。アジア債券構想も遅々として進んでおらず、タイは苛立っている。国債イールドカーブ(リスクリターンの基本的関係)も描けない国にそんなこと言われたくないが。

僕はやはり投資立国japanを担う人材になりたい。国内・海外という枠で職業を選択しなければならないが、どちらも重要であり、やりがいのあるチャレンジングな仕事である。それでも、広く幅広いプレーヤーと対峙しつつ、全体の持続可能なvalueを出していきたいと考えている。狭義の利害調整ならマーケターになるし、広義の利害調整ならパブリックセクターになる。

大きな「官から民へ」という潮流の中、行政の役割は次第に減少しサポートの色合いが強くなる。経済産業省など典型でないだろうか。僕自身も、国内より海外という希望を持ちつつも、現在の日本の金融を見渡すと行政の役割はまだ残されていると思う。投資サービス法、他国への進出、会計士、保険、銀行経営、など行政が手を引かなくてはいけない部分・主導でやらなければいけない部分を明確にした上で強い土壌を形成するのに20年はかかると思われる。つまり、現状より金融庁の役割はまだまだある、というスタンスである。

海外投資の増大に関して、政策的には財務・経済産業省辺りが動き、国際協力銀行がフロントに立つ格好となる。この辺りの話は29日以降に再考したい。個人的に、2機関にして、輸銀とOECFのシナジーを高める方向性に行くと嬉しい。外交にODAが使われるのは途上国のためにはなりにくいと感じているが、既に外交の一翼を担っている事実を否定することはできないからだ。案件で見ると、無償有償のシナジーがあるほうが幅広いスキームが組めるので効率はいいと思う。この辺りは、判断基準が多く決断に困る。

外銀はその給料と成長スピードが魅力的であるものの、
・金融業自体がそこまでお金をもらうべきではない(もちろんサービスに応じてお金が支払われるべき)。
・そこまで給料にこだわらない
・いずれパブリックに移れるかどうか不透明
・成長するのはあくまで社会貢献できる人材になるため
という点を考慮すると、最初にパブリックセクターに入りたいという価値観がある。

社会に貢献できる組織は無数にある中、どれを選択するかという判断基準はまだ見えない。案外、時代の流れというものに翻弄されているのだと感じる。それでもいい、求めているのは確かな手ごたえと結果である。就職活動も中盤に差し掛かったが、組織にこだわらない自分の価値創造観を形成したい。

と。まとまらないまま、一気に書き上げてみました。
厳しめにコメントいただけると嬉しいです。
(非公開にしていただければ、僕しか読めないようになってます。)

インドの記事11/24
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by tsuyoshi_829 | 2005-11-26 15:50  

お掃除と事務作業

北野先生の部屋でお掃除のはずが・・・、寝坊。人の良いYさんにお願いしつつ一時間遅れで到着。どうにか目処が立ち、よかった。しかし、大量のダンボール。向こうでの苦労が思いやられる。来月の1日から働くようだ。ちなみに、先生から頂いたMacroeconomic Theoryは相当な名著のようだ。マクロ動学になるんだろうか、問題集もセットだがいかんせん難解。下手に手を出すと大変なことになりそうだ。

終わったあと、Yさんと並んでパソコンでデータ作業。昼飯は龍馬、龍馬丼つき。結構ボリュームあった。事務作業、隣りは卒論、こっちは企業データ集め。きっと銀行新卒入社だとこういう基礎的な作業を延々と繰り返すのだろうとかつまらないことを考えながらキーボードをパンチ。時々、つまらないことで隣りが突っ込んでくるのは親友O江氏の影響だろうか。終わったらすでに7時を回る。図書館で本を借りて来週のゼミ発表に備え、電源off。

さて、Rの件、どうやらかったるいグループワークを避け、社員と会いまくるという案件で進められそうだ。自分の主張を伝えてよかったぁ。としかし、S銀行の面接も来週が最後。時間を上手く管理していきたい。よって、D銀行は一月のストックリーグ提出直後のところで希望を出そうと思う。全部やり切るには相当の体力が必要になるだろう。

来月1日、K省の内定者懇談会を南米帰りの熊さんが企画し、参加したいと思うが何とDの最終とかぶる。東大の友達に連絡して、上手くスワップして金曜にずらす。これにより、winwin。ずらしてもらった友達には酒でもおごってあげなければ。ということは、O川氏の家に泊まるプランも浮上。これは要相談だな。小学校の友達にも会いたいし、会計士合格の友達とも飲みたい。上手くアレンジするぞ~。
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と、今日はこんな感じ。ちょっと就職活動やってる感を出してみました。
相談に乗っていただいた方、ありがとうございました。
今のところ、あまり切られずに済んでいるので上手くいっているようです。しかし、当初の予定通りpublicに絞るだす予定です。やはり、33歳は公的セクターで社会に貢献している自分でいたい。成長はあくまでそのためだ。成長自体を目的にしてはいけない。

今日見た映画です。主演男優は賛否両論ありますが、僕は好きです。プライドがあって醜い部分を同居させている表情に何か感じるものがあります。映画は・・、長いけどクライマックスが中途半端なのが残念。しかし、ハワード・ヒューズの精神には大きく共感しました。輝かしい才能と精神的欠陥を持ち合わせている点において、ビューティフル・マインドのジョン・ナッシュに似ている印象を受けますが、ハワード・ヒューズの方が芯の強さを感じさせます。一度ご覧になることを進めます。数学と飛行機、どちらもロマンがありますね。
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by tsuyoshi_829 | 2005-11-24 22:21  

途上国における外国銀行の進出

前回の記事で書いた「金融グローバル化と途上国」の論文を特集します。きっかけとしては、当局で働いている先輩が金融外交を担当していて話を聞いたからです。しかし、具体的な話は出来ないので一般論としてまとめてみたいと思います。

簡単に、外国銀行の進出メリットは、

・外国銀行が進出することによって国際金融市場へのリンケージが強化され、海外資金の流入が拡大し投資が促進される
・外国銀行の進出が国内の市場競争を促進し、新しいスキルや経営技術が導入されること。具体的には、クレジットカードや決済システムの改善による取引コストの低下、リスク管理手法の改善と効率化、信用リスク評価の強化による情報生産技術の向上、企業に関するモニター機能の改善、国内貯蓄動因の拡大と資金配分の効率化
・国内の金融取引を高度なものにさせ国際的な取引を活発化させることを通じ、国内の金融行政が改善され法制度や金融監督・規制といった制度インフラがレベルアップを促されるという効果である。プルーデンシャル規制の強化や情報開示義務、法制度の整備などがある。


逆にデメリットのほうが挙げられる事が多く、

・海外への資金流出が悪化するのではないかという懸念
・外銀は富裕層や大企業しか相手にしないのでリテールはやらないという批判
・高い技術水準や強い資本力によって市場を支配してしまう
・長期的視点から関係を持とうとせず、問題発生時にすぐに撤退する
・受入国の監督や規制が追いつかず、結果として金融システムの安全性が脅かされてしまう

といったものです。

有名な研究者がいるようでRoss Levine

この方の分析は非常に考察の余地があるだろう。ちなみにこの研究者、世銀関係ということでデメリットに関して疑問を投げかけている。僕も疑問だ。

というのも、

・資本逃避はマクロ経済政策の失敗や政治的な不安定が本質的な原因である。むしろ不安定化した状況下、国内資金が信用力の高い外銀に流れ込むことで資金流出が防止されるという話もある。これはアルゼンチンやメキシコにあてはまる。
・リテールやるかやらないかは外銀の経営上の問題、リテールやらないから悪いとかありえない
・外銀同士がカルテル組むわけもなく、杞憂である。怖いなら資本の上限をつければいい。
・監督・規制は途上国の問題、しかし、ある程度の基礎インフラが整ってから外銀参入を許可しないと効果が薄いどころか金融が崩壊する恐れがある。例えば競争が激化して、リターン率が低下すると地場銀行はハイリスク・ハイリターンに向かう危険性がある。

といったことが理由として挙げられるからです。どうでしょう??

基本的には、以下のようになります。
外国銀行の進出の短期効果としては、貸出金利の低下、顧客層の分化、過剰なリスク負担、などがある。長期的には、中小企業金融の拡大、金融技術の改善、企業の情報開示の改善、などが挙げられる。
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by tsuyoshi_829 | 2005-11-24 00:37  

今日のあれこれ

国際会計基準:保険会計と包括利益が話題になっている。保険会社にとって負債にあたる保険契約に時価評価を導入するべきかどうかが論点。市場取引が少なく評価が難しいが、①期末時点で契約しなおしたとして価値を評価する②他社に売却するといくらになるか、という手法が挙げられている。包括利益は、ストックである企業の負債・資産を時価評価し、株主資本の増減額を損益としてフローである純利益に加えて算出する。日本はどちらの点に関しても保守的な立場を取っている。

役員報酬のコーポレートガバナンス:金額で上位五人の年収やボーナス額を記載するようSECが定めている。しかし、業績悪化や株価低迷を招いた経営者が法外な退職金をもらうケースが続出しているので新しい提出法案が出た。
開示内容
・年収、ボーナス、退職金、年金、業績連動の特別手当、各種特典(社用飛行機や福利厚生)、ゴールデンパラシュート
新規制
・高額報酬の支払いは株主の承認を必要とする。
・不正発覚後の報酬返還請求のための社内規則を整備する。

金融庁、リスク管理に警戒:不動産向けのノンリコースローンが拡大傾向にある中、金融庁が、リスクとリターンの管理は適正ですかと銀行を回っている。新BIS規制もあり、気にしているのだろう。過当競争で収益に見合わないリスクを取っていないかどうか心配らしい。何で当局が口を挟むかなぁ、お前らこそわかっているのかと言いたい。

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昨日のインターンの話、どうするか明日までに答えを出さなければいけない、う~ん。実に悩ましい。これ以上グループ活動を増やしたくないという本音もある。断るかなぁ・・・。僕はこの情報誌企業がどうやって稼いで、上場したらどうやって金使うんだろうということに興味があるので、新規事業企画とかかったるいのが本音なんだよなぁ。志望動機伝わってなかったんかなぁ。まぁ、笑い飛ばした俺にも責任があるのだが。

そうそう、北野ゼミの送別会が昨日あった。幹事の方含め皆さんお疲れ様です。どの道明日研究室に行くのだが、お別れという雰囲気は全然なくて、ひとつの区切りを超えた感想を持っている。きっとこれからも、同じように時が過ぎていくのだろうか。学生と社会人、少しずつ変化する中変わらない関係でいられるならこれ以上喜ばしいことはない。努力だけは欠かさずに行きたい。

先生には、授業含め大変お世話になったが、恩返しは当分できそうにない。まぁいいだろう。あせるな、確実に前に進め。にしてもメンバー皆に愛される先生が羨ましい。

明日お掃除を手伝いに行く。前回は、タリバン金融グローバル化と途上国を頂いた。時間を作って読んでみよう。

金融庁、貸出先集中や金利変動リスク監視強化へ
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by tsuyoshi_829 | 2005-11-23 16:13  

kfwのマーケットウィンドウ業務

ドイツにも政策金融機関があって、その中心がkfwです。
ここの輸銀業務の中に一風変わったのがありまして、OECD無視して市場から調達した金をCIRRより低金利で運用し、収益を上げるマーケットウィンドウ業務です。しかし、市場から調達といっても事実上の政府保証がついているのでウハウハ収益モデルとなっています。ちなみにCIRRはCommercial Interest Reference Rateです。

日本の輸銀業務も今月かなりの批判があって、資源金融や輸出信用はともかく、投資金融が非難を特に浴びている様子で今月29日に経済財政諮問会議があり、最終決定されると思われますが要注意です。最終的には、kfwのような形になることが想定されます。

一番気がかりなのは、DBJでしょうか。民営化を前提として話を進めると僕は悲観的な心境です。調達金利が業務に支障をきたすのは明らかなので金融債などで調整することが予想されます。問題は業務です。どうやって稼ぐのか教えてほしい。新生銀行は本日話を聞く機会がありましたが、コアコンピタンスを模索しているのがやっとだそうです。簡略化すると、少ないリテール+市場での資金調達をしたあと、ノンリコースローンや運用で利益を上げるようです。法人ローンは基本的にあまりやっていないようです。メガバンクの金利が寝ている状況なら参入は厳しいでしょう。リース買収したり、アプラスとかいう消費者金融に手を出したりしつつ、「儲かるニッチにフォーカスする。」とか話していましたが相当胡散臭い。

日本の民営化は基本的に国に奉仕してきた職員をほとんど考えていません。以前の記事を参照いただければわかりやすいと思います。この国の金融は一体どこへ向かうんだろうか?どうして、DBJの職員を市場に放り捨てすくせに赤字垂れ流しの政策金融機関の職員を残すのだろう。どっちをフリーターにすべきかは明らかです(ちょっと言い過ぎですが)。

(参考)マーケット・ウィンドウ業務について
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by tsuyoshi_829 | 2005-11-21 20:52  

名探偵コナン

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 基本的に、テレビを見ない生活をしているが、見ているTVがいくつかあって、これがそのうちのひとつ。毎週欠かさず、ビデオに録画してでも見てる(笑)。ストーリーは進まず、同様の事件と思われるのが繰り返されるが、飽きないんだよなぁ。もちろん、全巻持っている。ONE PIECEも毎週見てるし漫画もチェックしているのだが、コナンのほうが付き合いが長い。最近復活した、金田一少年の事件簿はヒントに「!?」というのが出るのだが、その点コナンは読者に不親切である。だからこそ、犯人を予測するには毎回の事件から作者の習性を予測した上で推理しなければならない。最高の楽しみだ。最近、東京出張が多く、まとめてみることが多くなりフラストレーションがたまっている。対策を考えなければならない。

 この前、面接において、趣味が名探偵コナンの犯人推理と話したら、案の定理解してもらえなかった。その後、数分かけて、[金融のスキームを仕込む=コナンの犯人を推理する]を証明することができたのは大満足であった。株式投資と同じくらいの魅力がそこにはある。

彼女が何故か?テレビ局の選考で勝ち進んでいるようだ。明らかにキャラに合わず面白すぎるとほっておいてるが、万が一プロデューサーにでもなったら世も末だ。教育テレビが大好きな人が民放でどんな番組を作るのだろう?つまらない教育番組をとっとと減らして「金田一少年の事件簿」を復活させてほしい。
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by tsuyoshi_829 | 2005-11-20 19:23