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自社株買いについて

そういえば「94年に入るまで、自社株買いが出来る国じゃなかったんだ」と再認識したしだいです。

90年代に入ると自社株買いの議論が白熱して来ました。全体としてバブルが崩壊し株価が大きく下落したことに加え、個別の企業においてもキャッシュフローの株主への還元の必要性が高まったことが背景としてあります。無論、90前半はバブル期に行われた大量のエクイティファイナンスで集めた金を非効率な事業に投資したため、ROEが低迷していました。下の図を参照。
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94年10月、こうした背景を踏まえて改正商法施行により9、「定時株主総会の決議に基づく利益償却のための株式償却」が可能になりました。一方、定時株式総会ということで機動性に欠け、くわえて「みなし配当課税」の問題もあり、企業の自社株買いは活発化しませんでした。しかし、95年「みなし配当課税」の凍結が決定され、租税措置特別法改正で「みなし配当課税」の特例が創設されたことにより、一気に活発化しました。それでも、機動性にかけるおり、マーケットタイミング的(割安な時に自社株を買う)行為がやりにくいことから、フリーキャッシュフロー説(利益率が高くキャッシュリッチな企業の経営者が無駄な投資をしないように負債や配当、自社株買いで規律付けるという意味)に基づいた株主へのキャッシュフロー還元が大きな目的であったとされています。

97年6月には、株式消却手続特例法(以下、特例法)が施行され、経済情勢の変化等に応じて、取締役会決議だけで機動的に株式消却を実施することが可能になりました。さらに、98年には資本準備金を使用することが可能になり、01年には特例法が廃止され、金庫株解禁に至ります。97年から01年までに行われた自社株買いは、好意的に解釈するとシグナリング仮説(自社の株式が割安だというシグナルを出す)になりますが、悪意的に解釈するとマーケットタイミング仮説(割安な時に自社株買いをして、既存株主からお金を取る、ある種のインサイダー取引)ともいえます。

なお、金庫株解禁までは基本的に買った株は消却していましたが、解禁以降は保有できるようになりました。さらに、自社株買いの取得枠について01年に定時総会の決議が必要とされましたが、03年には取締役会のみで可能になっています。したがって、01年から03年までの間、自社株買いの取得枠設定による「シグナリング効果」(うちの株は割安やで~)が低下しました。これは取得枠を設定しながら実施できない(発表時期と実施時期の差による)ことが増えてきたからです。


米国の実証研究においては、Nohel and Tarhan(1998)が、成長可能性の低い企業ほど自社株買い実施のける株価の収益率がフリーキャッシュフロー仮説に基づくと実証しているようです。さらに、Jagannathanan, Stephens and Weisbach(2000)は配当と自社株買いのキャッシュフロー還元パターンに注目し、長期にわたり安定的にキャッシュを還元出来る企業ほど配当を行い、一時的に巨額の非営業収益が生じた時や収益の変動が激しい時に自社株買いを実施することを実証しました。

日本において、前者については恐らくそうだろうという程度で、後者の実証は出来ていません。後者の理由は日本の企業が0配当を嫌い、かつ、配当性向でなく配当金額に注目して株主還元策を実施していたことと、上で述べた制度的変化のインパクトの大きさです。株式マーケットから見ると、3年連続自社株買いor配当を実施している企業のリターンがインデックスを大きく上回ることから、継続性が評価されているという報告はあります。なお、商法212条(94年)はフリーキャッシュフロー仮説、特例法はシグナリング仮説による自社株取得であることが実証されています。

参考文献: 企業内キャッシュフローと貴重価値-日本の株式消却に関する実証分析を通じての考察-

         
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by tsuyoshi_829 | 2006-11-11 15:50  

CMにみる倫理観

って結構重要かもしれないと思う今日この頃。

例えば、

ソフトバンクのCMでスーパーの店内でベラベラ携帯でしゃべりながらカートを押す女性

NOVAのCMで英語が話せないから下敷きになった外国人を置き去りにする女性

こういったCMの言わんとしている事は良くわかるのですが伝え方がどうなのかなぁ~と最近強く思います。携帯や英語を使ってやりたいことって、絶対上記のような場面ではないし、ああいう場面で携帯なり英語を使うのは間違っているんじゃないかと。

仮説として、コーポレートブランドを傷つけ、倫理観のないろくでもない客が集まってコストが高くつくんじゃないかなぁと思うわけです。購買プロセスの最初が認知なので、客が基本的な購買プロセスを踏むならば、認知に重要な影響を与えるCMで客層が限定されるということです。もちろん、CM以外の認知の方法はいくらでもありますし、認知から購買まで直結するような事例もあったりします。直結事例でわかりやすいのは、「ついで買い」、電車を降りてバスを待っている間、たこ焼き屋が6個150円のセールをしていて美味しそうなのでつい買って食べちゃったとかでしょうか。

過剰反応なのか、今度周りに聞いてみよう。

そうそう、先日ユニクロのフリースを買いました、数年前に買って以来なので2回目です。かなりいい感じです。 http://www.uniqlo.jp/promotion/tv/20061020/
 ユニクロって低価格で価格勝負な雰囲気もあるのですが、「UNIQLO」ブランドって絶対あるんだなぁと感じました。というのも、ユニクロが提供する質に満足している自分を発見したからです。恐らく、他社(地元のローカルデパートとか、女性で言うと「しまむら」とか)よりちょぴっと高くても僕は買うのでしょう。一般的に「価格競争に入るとブランドは崩壊する」と言われていますが、ユニクロがこの一般論を克服しているのかor実は価格競争になっていないのか、興味のあるところです。僕は一般論崇拝者なので、後者を今のところ信じています。年代や男女では競合がいるんだけど、与えているfunctionベースかどの生活の部分で使われるかという切り口で見ると無風状況なのかどうか。後者の答えは「ブルーオーシャン戦略」にヒントがあるかもしれません。

と、読んでいる暇はないのですが、考えるのはやめれませんね。
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by tsuyoshi_829 | 2006-11-06 20:34  

沖縄のすすめ

夏休みが忙しくて、まとまって遊んでいる時間が取れなかったので、ラストスパート前のここ4日ほど沖縄に行ってきました。4日・レンタカー付きで25000円ほどで財政的にもかなり楽なプランでした。10月も終わりだというのに30度近くあり、ビーチで寝ていたら案の定真っ赤に日焼けしてしまいました・・・。

はっきりいって旅でやった事と言えば、
□遊ぶ
□食う
□車を運転する

のみです。日ごろ出かけていても勉強のことを考える悪い癖がある僕ですが、今回はすっかり忘れて旅行を満喫してきました。

□遊ぶ

ビーチは瀬底ビーチでのんびり、幸いその日は天気も良く気持ちよく過ごす事ができました。3年前にタイでスキューバのライセンスを取ったのを思い出しましたね。さらに、近くの沖縄美ら水族館でジンベイザメを堪能、海遊館より断然お薦め☆あのスケールの大きさはそうそうありません。「ニッポン旅×旅ショウ」でも紹介されていました。とはいえ、一番おもしろかったのは「シーカヤックで行くマンブローブ冒険ツアー」、海との一体感、自然を体感する充実感、間近に広がるマングローブ、断然お薦めのアクティビティではないでしょうか。

□食う(写真はぐるなびより)
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普通に沖縄そばやゴーヤーチャンプルー、ステーキ等美味しいものばかりでしたが、こちらで紹介させていただきたいのが「幻の豚 アグー」 脂身が多くですがものすごく甘い、噛めば噛むほど旨味が広がる最高級の食材です。今回は「月乃浜」にて主に陶板焼きで頂きました。あまりにおいしいので旅行中2回も行きました、さらに豚のタンをいただいたのですが肉厚で美味、十分満足することができました。なお、陶板焼き以外にもしゃぶしゃぶとすき焼きがあるようです。陶板焼きの場合は3種類のソース(にんにく醤油、島マース、バルサミコ)で食べます。横浜に進出することのことなので、上京したらまた行きたいですね。

□車を運転する(写真は金剛石林山のページより)
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9月に免許を取得して以来一度も運転したことがないのに、沖縄にて10時間以上は運転していました。正直な感想をいうと、どうにかなるものだなぁと。本当南部の那覇から一番北の返戸岬までブイブイ運転してました。ちなみに最北端の岬の側には金剛石林山があります、かなり本格的でなかなかの絶景が拝めますので、沖縄北部まで行くときには是非お立ち寄りください。

とまぁ、火曜の夜まで沖縄を満喫し、夜から勉強会の準備をして朝の8時から2時間発表の後、内定式のため東京へ。意味不明かもしれませんが、騎馬戦と組体操をやりました。わき腹にタックルされたり、頭とお尻をハンマーでしばかれたり、素晴らしいMっぷりを発揮して大満足の夜でした。さらに、僕は戦場で勝ち残るタイプではないことが判明、やはり女性が強いですね(笑)
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by tsuyoshi_829 | 2006-11-02 22:14