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人生の岐路に立つ

自身も就職活動中で大変な訳だが、バイト先でも家族でも高校3年生がいてどうやら切羽詰っているようだ。今日は生徒が熱く夢を語ってくれたのに対し、僕は自身の展望を上手く説明できず非常に後悔した。コンサルの面接ではあれほど納得させることが出来たが、高校生相手に説明できないとは誠に恥かしい。

と雑談はおいておいて、工作機械6社の分析を載せます。データは94~05年のデータ。決算日の違いは考慮できていません。つまり、各企業の決算日の時の財務指標を用いて分析しているということです。
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ファナックは当期純利益が順調に伸びていっているのがわかります。工作機械用CNC装置で世界首位、国内シェア7割。多関節ロボットでも国内首位。富士通の計算制御部が独立して出来たという経緯があります。

さて、想定通り?当期純利益のブレが非常に大きい。で、仮説の一部が崩されたことがわかりました。営業費用の部分が売上に非常に連動してて、固定費というか機会費用が思ったより発生していないからです。しかし、会計的に営業費用に載らないのであれば間違いなので振出です。で、この状況に対して、売上がちょっとしか動かなくても当期利益に大きなインパクトを与えるとすべきなのか、ちょっと考察の余地がありそうです。

当期利益の部分は工作機械需要に関連があると考えていますので、以下の表を御覧いただきたい。出所はここです。
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ここから工作機械統計の受注を見てみると、以下のようになります。単位:百万円
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これを見ると、何やら当期利益と高い相関を持ちそうな雰囲気を感じてきました。数値のスケールが違いすぎるので、2軸で折れ線グラフを作ると具合がよくなりそうです。

明日は、工作機械受注と当期利益及び売上の関係を考察し、工作機械主要統計の中身にも触れられたらと思います。

by tsuyoshi_829 | 2006-01-29 02:31  

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