消費者金融
2006年 05月 21日
自動車の教習所で運転しながら考えてました。
★消費者金融って、価値観とか感情ばっかで話が進むなぁ・・・。
証券化して資金調達するくらい評判が悪く、TVをつけると必ず悪徳業者やヤクザが出てきます。しかし、個人的には、金融庁や弁護士なんかにも責任があると考えています。消費者金融の資金調達コストや貸出規模を無視して、貸出から回収までを考えて、借りる人の行動を以下に書いてみると、
① 借りて、期日どおりに返す。
② 借りて、期日どおりに返せない。
恐らく、②のほうが多くて、
②-1 別の(実はつながってる?)消費者金融から借りて、返すけど借金が増える(以下繰り返し)。
②-2 返せないので、連帯保証人に返していただく。
②-3 自己破産する。
(返すのは、担保による返済も含む)
今考えているのは、借りる人のタイプをいくつかに分けて効用関数を設定して(恐らくここが一番難しい、帰納法的に処理するしかないんかなぁ。)、合理的借り入れ戦略を提示した上で、合理的借り入れを前提とした消費者金融会社の行動選択を表現したいということです。消費者金融会社も大手から、借り換えから登場する中小のヤミ金まで各種あると思うのですが、研究論文を調べてみると、全体的な流れに終始しているか、アンケート分析に終始しているケースがほとんどです(違ってたら申し訳ないです)。確かに、アンケート自体も取りにくいし、①や②の統計になると、消費者金融会社の協力が不可欠であるので極めて難しいのですが、考察に値する対象であると考えています。
日本において、消費者金融とは悪いイメージしかないのですが、開発経済なんかを勉強していると、貧困層のエンパワーメントの一環として機能しているマイクロ・ファイナンスは対象が個人であるという意味では同じであるといえます。もちろん、目的等が異なるので同じ土俵で議論すべきであるとは思えません。マイクロ・ファイナンスの有名な例として、バングラディッシュのグラミン銀行があります。
グラミン銀行:
http://www.grameen.com/
ムハマド・ユヌスさんの紹介:
http://www.nikkei.co.jp/hensei/asia2004/asia/prize_jusyo.html
移民の送金ビジネスですが、日本人が活躍しているマイクロ・ファイナンスの例もあります。
マイクロファイナンス・インターナショナル:
http://www.mfi-corp.com/mficw/index.php
枋迫篤昌さんのインタビュー:
http://www.jcaw.org/news/story/2004/200412/tochisako.html
枋迫篤昌さんの紹介文章:
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/tamura/20040730n177u000_30.html
こうした、マイクロファイナンス含め海外の事例から学ぶことは多いような気がします。当然、個人の破綻制度含め背景を前もって比較しておく必要があるのは事実です。
破綻制度といえば、企業再生であったり、最近だと地方自治体の破綻制度が話題に上がるようになって、地方債のクレジットスプレッドが動いていますが、ここいらで個人の破綻制度を勉強してみようかなぁと思っています。自己破綻請求件数は右図の通りです。
見てる皆さんで詳しい方がいらっしゃったら、教えていただけると恐縮です。
★消費者金融って、価値観とか感情ばっかで話が進むなぁ・・・。
証券化して資金調達するくらい評判が悪く、TVをつけると必ず悪徳業者やヤクザが出てきます。しかし、個人的には、金融庁や弁護士なんかにも責任があると考えています。消費者金融の資金調達コストや貸出規模を無視して、貸出から回収までを考えて、借りる人の行動を以下に書いてみると、
① 借りて、期日どおりに返す。
② 借りて、期日どおりに返せない。
恐らく、②のほうが多くて、
②-1 別の(実はつながってる?)消費者金融から借りて、返すけど借金が増える(以下繰り返し)。
②-2 返せないので、連帯保証人に返していただく。
②-3 自己破産する。
(返すのは、担保による返済も含む)
今考えているのは、借りる人のタイプをいくつかに分けて効用関数を設定して(恐らくここが一番難しい、帰納法的に処理するしかないんかなぁ。)、合理的借り入れ戦略を提示した上で、合理的借り入れを前提とした消費者金融会社の行動選択を表現したいということです。消費者金融会社も大手から、借り換えから登場する中小のヤミ金まで各種あると思うのですが、研究論文を調べてみると、全体的な流れに終始しているか、アンケート分析に終始しているケースがほとんどです(違ってたら申し訳ないです)。確かに、アンケート自体も取りにくいし、①や②の統計になると、消費者金融会社の協力が不可欠であるので極めて難しいのですが、考察に値する対象であると考えています。
日本において、消費者金融とは悪いイメージしかないのですが、開発経済なんかを勉強していると、貧困層のエンパワーメントの一環として機能しているマイクロ・ファイナンスは対象が個人であるという意味では同じであるといえます。もちろん、目的等が異なるので同じ土俵で議論すべきであるとは思えません。マイクロ・ファイナンスの有名な例として、バングラディッシュのグラミン銀行があります。
グラミン銀行:
http://www.grameen.com/
ムハマド・ユヌスさんの紹介:
http://www.nikkei.co.jp/hensei/asia2004/asia/prize_jusyo.html
移民の送金ビジネスですが、日本人が活躍しているマイクロ・ファイナンスの例もあります。
マイクロファイナンス・インターナショナル:
http://www.mfi-corp.com/mficw/index.php
枋迫篤昌さんのインタビュー:
http://www.jcaw.org/news/story/2004/200412/tochisako.html
枋迫篤昌さんの紹介文章:
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/tamura/20040730n177u000_30.html
こうした、マイクロファイナンス含め海外の事例から学ぶことは多いような気がします。当然、個人の破綻制度含め背景を前もって比較しておく必要があるのは事実です。
破綻制度といえば、企業再生であったり、最近だと地方自治体の破綻制度が話題に上がるようになって、地方債のクレジットスプレッドが動いていますが、ここいらで個人の破綻制度を勉強してみようかなぁと思っています。自己破綻請求件数は右図の通りです。
見てる皆さんで詳しい方がいらっしゃったら、教えていただけると恐縮です。
by tsuyoshi_829 | 2006-05-21 02:11