◇クレジットカード会社の間で、売買注文や口座開設を証券会社に取り次ぐ証券仲介業が広がってきた、とある。確かに、顧客はかぶりそうな気もするし、株を担保にした信用貸しもあるので、手数料はペイ出来そうな印象を受ける。とはいえ、効果が一時的になるor関係をだらだら続けることになる気がする。提携した後の処理は難しい。これは女性とダラダラ付き合う男の状況と類似している。
◇某証券が、投信販売の強化を目的として、
営業社員全員にFPを取得させる、営業窓口に専門相談員を配置、→主要顧客である高齢者が相談しやすいようにする。資格って大切なのかなぁ~、顧客の継続率upには寄与しそうやけど。
◇出版印刷が不況だ、
単行本や雑誌の単価低下が原因だ。企業の対応として、石や木材など凹凸のある素材に直接印刷する技術や、ICやパネル向けフィルムなどだが、ネット化の影響は避けられない。
◇資産運用業界のM&Aがさかんだ、大手金融機関の選択と集中が激しい。加えて、
リテール向け投信会社の再編加速で、買収も加速化するだろう。伝統的なスタイルより代替投資を行う会社の売買が多かった。話がずれるけど、野村とフォートレスの資本提携(一方的?)も決まった、フォートレスがアジアの顧客を・・・と記事にあるが、野村の客は日本限定だ。どうやってアジアとすり替えたのか。野村はブラックロックと提携解消して、世界的ヘッジファンドと組みたがっていたが。
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MBOは経営陣による究極のインサイダー取引だ。というコメントがやっと新聞に出るようになった。少数株主の利益を守る仕組みは大事だ。少数株主の利益を守れるのは買収先企業の取締役会である。これは今に始まった問題でないし、実証しにくいのだが、
株主間の利害不一致問題は考察の余地があると思われる。昔なら、外国人株主と持合いの事業法人との間であっただろうことは容易に想像できる。何かいい論文があれば、ご紹介頂きたいです。
◇和製ファンドの創設を支援するビジネスが活発化している。もっと広い視点で見ると、サラリーマンファンドマネジャーとプロのファンドマネジャーが明確に分離されることだろう。取り敢えず、年金運用者の多くが素人と変わらない現状をどうにかしてほしい。もっというと、厚生労働省の運用者をどうにかしてほしい。なんであれが国1官僚の仕事になるんだ??まぁ、政治で先にアロケーションが決まるから誰がやっても大差ないのか。
◇保険について、
http://www.armg.jp/に所得補償保険の事業があり、おもろいなぁ~(not funny but interesting)と思ってます。上場したばかりで、やっと情報が整備されてきた。にしても、最近GCAもアドバンテッジリスクマネジメントもそうやけど、IRでeolのサイトにリンクさせる例が増えてきた。XBRLが使えなさ過ぎるからかな・・・、今当局の研究会で議論されているが遅々として進まない。財務項目の名前の所でつまずいてる・・・。
◇スーパー既存店の売り上げが改善中。対前年度増減率について、2005/09はマイナス3%だったのが、ついに+0.7%に。この期間中平均的に改善してきた。要因は、客単価の増加、これは販売不振商品の見直し、単価の高い惣菜類の需要増加が主である。しかし、利益率はべらぼうに低い、努力はしているが競争が厳しすぎる、淘汰の動きは止みそうにない。
◇日本製紙と北越製紙の提携効果が2012年までの5年で300億円と発表された、
http://www.np-g.com/news/news06120102.pdf計画はともかく実現可能性が重要であり、三菱商事が販売や原料調達でどの程度力を発揮できるかがポイントであると考えている。このシナジーも別途計算したいところ。
◇証券で、外資系の進出が激しい、進出というより強化か。カリヨン、ドレスナー、アムロなど。古くから進出している会社で中小の方へ裾野を広げている所も出てきている。前者の行為は悲観的な印象を持っているが、5年後どうなるか。
◇SBIが中堅消費者金融の債権をかき集めている・・、一見おいしい様に見えるし分散効果があり(証券化と類似)そうな気もするけど、きっと泥沼に入ること間違いなし。ソフトバンクがライブドアに見えてきたな。あの嫌らしいCMはとっととやめてほしい。
◇中国の不良債権が相変わらず増えているようだ(統計的には減少・・・)、さて日本の経験を活かしてと言いたいが・・・何ともいいがたい。APやUは中国で何してるんだろう?今度聞いてみよう。
◇ハイブリット証券について、欧米では、
金利のステップアップ条項、コベナンツ入りの優先証券、劣後社債が主流だそうだ。UBSアジアハイブリッドキャピタルグループの責任者の言葉より
◇表に出てこないが、国土交通省作成のJAL改革工程表が社長に手渡された様子、相当厳しいもので、以前のANAの比ではない。路線を低コスト路線に切り替えて、関係ない事業を切り離すだけでは足りないので、人事に手をつけることとなるのだろう。個人的に、USJの隣にあるホテルはとっとと売ったらいかがと思う。
◇ソシエテと東工大がRMBS(住宅ローン担保証券)の運用モデルで共同研究とあった、言い方が良くないかもしれないが、クオンツの一部を大学に委託するのは悪くないと思う。研究室としても、理論を現場でどのように活かすか実践的学習を通じて得られるし、企業としても最先端の理論を実務に組み入れることが出来る。ペースの違いこそあれ、相手を理解しあい学び結果を出す過程で得るものは大きいのだろう。
イギリスでも、ケンブリッジやオックスフォードが同様のことを金融街シティーで行っている、ケンブリッジの金融研究所は現在40社と連携している。当然、学生の青田刈りの意味もあり、プロジェクトを通じて優秀な学生を採用するケースも多い。完全にクオンツ採用なのでこのやり方は理にかなっている。近年、理系院生かつ成績優秀だからといって採用した学生のパフォーマンスの低さが課題になっており、理系院生のピンキリに気づきだしたので、日本でもこうした活動が増えてくるのかもしれない。
◇日興の会計処理について、SPCと連結決算の関係は極めて政治的だなぁという印象を受けた。もともと、不良債権に苦しむ事業法人や金融機関のために法整備がされた背景があり、景気が良くなり企業業績も回復したので・・・と言いたいのだろうが、首尾一貫性を欠いた規制は日本の金融システムの信用を下げるのでやめていただきたい。不動産では、自主的にSPCを一部連結に組み入れている。実質的に支配しているからと記載があったが、ノンリコース債務を連結に入れる理由がわからない。投資家への透明性向上が目的ならSPCの財務諸表を添付すれば済むのではないだろうか?
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彼女と先日USJに遊びに行ったのだが、クリスマスイベントが中々良かった。アトラクションは賛否両論、迫力はあるので大人向きかもしれないが、煙のにおいが全て同じなのがマイナス。ショーの質は高かった。次は、海外のディズニーランドに行きたい。
その後、2人でホルモン焼きとモツ鍋を食べに行ったのだが、最高に美味しかった。もはやこの時の記憶しかないといっても過言ではない。
龍の巣(梅田から徒歩5分)、肉の質はA4、値段も手ごろで3000円程度で収まった。部位の名前をしっかり把握して再びチャレンジしたいものである。